イプシロンデルタ覚え書き

命題
任意の正の実数\epsilonに対して次が成り立つ

  • |a-b| \le \epsilonならばa=b
  • a-b \le \epsilonならばa \le b

導入

イプシロンデルタに見慣れて適当になってくる時((カップルで言えば倦怠期??))に下の命題a-b \le \epsilonを見たときにa=bとしてしまっていた。慣れてくるとなんか成り立ちそうに見えてしまうのが不思議であるが、、、、実際は似て非なるものということがよくわかった。

絶対値があることのいみ

なぜなら上の命題(イプシロンデルタ論法)には絶対値があるゆえに、0以上でなければいけない。つまり
0 \le |a-b| \le \epsilonである。\epsilonは任意の正の実数なので|a-b| は0以下。もともと0以上なので|a-b|=0となるわけだ。*1

絶対値がないことのいみ

こんどは a-b \le \epsilonならばa \le b を見ていこう。さっきと違うのはa-bが正とは限らないということだ。つまり左に0がこなくて純粋にa-b \le \epsilonしか言えない。a-bがどんな正の数よりも小さいのでa-b \le 0 \le \epsilon
つまりa-b \le 0が言える。

基礎教養って大事だね

いまさらイプシロンデルタでつまるとは思わなかった…


 おまえ  頭悪いだろ - 後ろから刺すような一言を - はてなセリフ

*1:相当適当な証明でサーセンwwwww